2021年7月13日(火)、大阪市北区梅田のハービスホールにおいて「日経ウーマノミクス2021シンポジウム Are you ready? SDGsが拓く未来」(主催:日本経済新聞社、協賛:三洋化成工業株式会社、住友電気工業株式会社)SDGs座談会発表コンテストが開催され、本学 理学部2年の寺西彩月さんと 大阪府立大学大学院 工学研究科 博士前期課程1年の前田早都子さんとがタッグを組む ”Osaka Science Girls” が初の「公立大学法人大阪」チームとして登壇。「住友電気工業株式会社 優秀賞【大学の部】」を受賞しました。

 発表では、「色で感染度がわかる!検査キット」のタイトルで、理学と工学の技術を使い、発展途上国の感染症対策のためのナノ構造を使った検査キットを提案。誰でもどこでも簡単に感染症の診断を行うことができ、検査結果を即また、簡単に知ることができるのが特徴です。しかも、小型で軽量という特徴を生かして、アクセス困難な農村部や山岳地帯にはドローンで検査キットを配布することで、多くの人に医療を届けることができます。発展途上国における感染症の課題である、医療へのアクセスが困難という問題を改善し、すべての人に健康と福祉をというSDGs目標の達成につながるもの、と強調しました。

             

<住友電気工業株式会社の受賞式での講評>
 お二人の所属が違いながらも、2つのアイデアを融合させて、画期的で重要なアイデアを生み出しました。実現までには時間がかかると思いますが、融合させることは重要だと思いますので、ぜひ研究を続けて実現させてください。
 <前田早都子さんの受賞式でのコメント>
 私たち二人の大学も学年も学部も違ったため、少し難しかったところもありましたが、評価してもらえ、光栄に思います。ありがとうございました。


 ◆大学・企業研究室紹介プレゼンテーションでは健康長寿に関わる最新の研究を紹介

 公立大学法人大阪(大阪市立大学)大学院生活科学研究科、小島明子准教授が登壇。「食品成分の未知なる力とは-ようこそ、栄養機能科学研究室へ-」の興味深い身近なテーマで健康長寿のための研究を紹介。女子高校生の耳目を集めました。

 

 また、このイベント全体の相互交流役の女子学生・大学院生チーム「Cheers!」には、下記の皆さんが参加しました。SDGs座談会発表コンテストでは、高校生チームを企画から当日の準備まで、強力にサポートし、学び合いの場を創出しました。

〇大阪市立学                                     
 古井千穂さん(工学研究科前期博士課程2年)
 大平友里子さん(理学研究科前期博士課程1年)
 渡部優さん(理学研究科前期博士課程1年)
 村上由三さん(理学研究科前期博士課程1年)
 福本真央さん(経済学部2年)

〇大阪府立大学
 岩松幸花さん(工学研究科博士後期課程2年)
 永田遥菜さん(生命環境科学研究科博士前期課程1年)
 森本真尋さん(工学研究科博士前期課程1年)
 脇田利奈さん(生命環境科学域4年)
 中尾和佳奈さん(生命環境科学域4年)
 山中里奈さん(工学域3年)


 ◆公立大学法人大阪PR・相談ブースにも大勢の高校生が来訪

 新大学発足を来年4月に控え、大阪市立大学と大阪府立大学が一つのブースで、大学・研究生活の相談に対応しました。当ブースには女子高校生を中心に150名を超える生徒に資料やグッズを配布。入試課職員の話を熱心に聞き入っていました。

           


◆『日経チャンネル』アーカイブ配信を 9月末まで公開しています!(公開期間を終了しました)
【日経チャンネル】日経ウーマノミクス2021シンポジウム「Are you ready?

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