「第15回女子中高生のための関西科学塾」は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、オンライン実験講座での開催となりました。

 関西科学塾は、京都大学、大阪大学、神戸大学、奈良女子大学、大阪府立大学、大阪市立大学の関西主要6大学が中心となり、女子中学生・高校生を対象に行う企画です。この企画では、科学の面白さを体験できる大学での実験講座に参加したり、科学やものづくりに関わる体験学習ができます。大阪市立大学での実施は今年で5回目となり、実行委員の後藤慎介教授(理学研究科、本学実行委員会委員長)が中心となって運営に携わりました。

 今回の大阪市立大学C日程での女子中学生の参加は34人、大学からは教員10人、学生らがオンライン実験講座にあたりました。  

オンライン実験講座では、
  C1 野菜・果物の色素で色変わり実験をしよう!
  C2 賢いポリマーを作ろう!
  C3 偏光顕微鏡で見る地球の営み
  C4 模様を探しに行こう
  C5 重たい空気が災害を引き起こす~ベルヌーイの定理から考える災害のメカニズム~
  C6 プラズマを用いた医療工学技術を体験してみよう
以上の6つのテーマで行われました。

■オンライン実験講座の様子

C1 野菜・果物の色素で色変わり実験をしよう!
福村智恵 准教授・増田俊哉 教授(生活科学研究科)

C2 賢いポリマーを作ろう!
三宅弘之 准教授・藤原正澄 講師・三枝栄子 講師(理学研究科)

C3 偏光顕微鏡で見る地球の営み
柵山徹也 准教授(理学研究科)

C4 模様を探しに行こう
伊師英之 教授(理学研究科)

C5 重たい空気が災害を引き起こす~ベルヌーイの定理から考える災害のメカニズム~
中條壮大 准教授(工学研究科)

C6 プラズマを用いた医療工学技術を体験してみよう
白藤立 教授・呉準席 准教授(工学研究科)

 初めてのオンライン実験講座で操作に戸惑う女子中学生もいましたが、質問コーナーを設けた実験講座では、チャット機能を使ったり手を挙げたりして、積極的に先生に質問をする中学生も多かったようです。自宅でも楽しく実験に参加でき、満足ですとの声をたくさんいただきました。
「第15回 女子中高生のための関西科学塾」は、大盛況のもと終えることができました。

■後藤慎介教授のコメント
 自分の手を動かして科学に触れるのが、「関西科学塾」の醍醐味です。しかし、今回は新型コロナウイルス感染拡大を受けて、オンラインでの開催となりました。
 関西科学塾の良さをどう伝えたらよいか実習担当の先生とも相談し、わかりやすく伝えるための実験動画を作成したり、事前に実習キットを送ったり、考えてもらうための課題や事前学習資料を提供したりしました。このような事前準備、そして当日の実習担当の先生の熱いトークと科学に対する女子中学生の思いにより、本イベントは大成功に終わりました。
 新型コロナウイルス感染状況の先行きはまだまだ見えず、できることも限られています。しかし、だからといって科学教育を止めてよいわけではありません。制約のある環境の中で何をすべきなのか、何ができるのかを、改めて考える機会になりました。

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▼アンケート▼
(女子中学生から)
・大学生の方や先生方の話を聞いたり、直接質問することでとてもわかりやすかったです。大学に行くのが楽しみになりました。
・家での参加だったので慣れていなくて大変だったけれど、楽しかったです。実験も家で簡単にできて面白かったです。
・最初のうちは少し難しくてわからなかったのですが、実験をしていくうちにだんだんわかってきました。
・点対称と線対称に関係性があるとは思ってはいませんでした。意外といろいろな模様の種類があり、驚きました。
・楽しかったです。特に後半の災害の話が面白かったです。
・事前に宿題を提供していただいたことにより、参加する楽しみがより一層高まりました。面白い授業をありがとうございました。

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