平成30年8月27日(月)(9:30-12:30)および9月6日(木)(13:00~16:00)の両日、大阪市立大学杉本キャンパス 理学部E棟2階211号室(第10講義室)において、女性研究者の「研究力向上のための外部資金獲得セミナー」を開催しました。セミナーの模様は、今回初めて、ダイバーシティ事業の連携機関である大阪教育大学、和歌山大学にテレビ会議システムで同時配信を行いました。

 今回のセミナーは、本年が2年目となる文部科学省科学技術人材育成費補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(牽引型)」の一環として、女性研究者の研究力向上を目指し開催したもので、同時に、個別支援として希望者には申請書添削も行います。

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【会場の様子①】

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   【中安 豪氏】

 当日は、「申請書作成の理論」と題して、講師の中安豪氏(ロバスト・ジャパン株式会社代表取締役)から、まず今回の科研費制度改革の実態が説明され、その後、科研費新様式の攻略法、審査結果の見直し方、申請書を作成するに当たっての重要なポイント等が、ワークを交えて詳しく解説されました。

 セミナーの最後は、競争的資金獲得のための面談や申請書添削を数々手がけてきた講師からの、「申請書とは、自分の研究の価値を伝える機会であり、自分の研究状況を俯瞰し、調整、再構築する機会である」という力強い言葉で締めくくられました。

 質疑応答では、他大学の参加者からも発言があり、テレビ会議システムにより今後益々連携を深めていける可能性を示した会となりました。

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【会場の様子②】

 セミナー終了後のアンケートでは、「とても参考になった」の声が多く寄せられました。

 以下は、アンケートからの抜粋です。

・新様式への対応が、大変参考になった。
・以前に書いた学振の申請書で改善すべき部分と、どのように改善すべきか、という点が理解できた。
・丁寧かつ根拠のある説明で分かりやすかった。
・初めて聞く内容が多く、とても勉強になった。帰ったら、早速検討を開始したい。
・大変役に立ちそうで、励ましも有るよいセミナーだった。今後は、友人にも勧めたい。
・来年も、同じような支援があれば、ありがたい。