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【学外・イベント】『第10回奈良先端大 男女共同参画推進シンポジウム』において本学経営学研究科 下崎千代子教授が講演しました

   『第10回奈良先端大 男女共同参画推進シンポジウム「育児・介護と仕事の両立~これからのワ―クライフバランスを展望する~」』において、本学経営学研究科 下崎千代子教授が講演しました(後援:大阪市立大学)

      会場入り口 IMG_1630

 平成29年10月23日(月) 奈良先端科学技術大学院大学において、『第10回奈良先端大男女共同参画推進シンポジウム「育児・介護と仕事の両立~これからのワ―クライフバランスを展望する~」』 と題したシンポジウムが開催されました。
 前日が台風だったこともあり公共交通機関に大きな乱れがありましたが、当日は学内外から多数の参加があり、3名の講演者の方々と共に、育児や介護の現状理解を通してワークライフバランスと社会全体の仕組みについて考えました。

新蔵先生HPUP用 一人目の登壇者である新藏 礼子教授(奈良先端学技術大学院大学 バイオサイエンス研究科)は、「子育てと働く事は二者択一ではない」と題した講演を行いました。講演の中では女性研究者の育児現状に関する報告だけでなく、「人生は一度きりしかない、二者択一なんてもったいない」「自分が本当にしたいことは何か?その想いを捨てないで」「子育ての間は全力疾走で回りが見えなくなる、周りの支えで過ごせていることを忘れないで」など、ご自身の研究と育児の両立経験から得た応援メッセージを多数、会場に送りました。

河合氏HPUP用

 

 二人目の登壇者である河合 雅美氏(薬剤師・認知症の人と家族の会)は、「仕事と介護を両立するための上手な支援の使い方」と題した講演をしました。特に、介護される側が「自分には介護が必要だ」と認識する際の心理面での手助け、介護する側が気負わずに相談できるようなボランティア主体の取り組み事例や組み合わせ方の一例など、自身の介護経験から様々な支援活動について紹介しました。

  

下崎先生HPUP用

 本学から登壇された下崎 千代子教授は、「多様な働き方とワークライフバランスの実現」と題し、仕事、育児、介護を両立した経験談を話しました。さらに、今、日本が直面している人口減少・生産労働人口減少という現状を打開するために、女性が果たす役割、およびその仕組みづくりについて言及しました。具体例として専門である経営学の分野から、働く場所と時間に柔軟性を持たせることのできる「テレワーク」を紹介しました。同時に、ワークライフバランスの向上とは、単に女性の活躍の場を広げるということだけではなく、女性の参加によって新たな視点を加えることが、社会・組織の構造自体にイノベーションを起こす
             起爆剤になるのではないかと指摘されました。

 

 会場からは具体的な支援の仕組みだけでなく、働き方が多様化している現状についての質問が挙がり、講演者の方々が具体例を交えて丁寧に答えている姿が印象的でした。また、下崎先生が講演の中で語られたように、ワークライフバランス向上という課題を「働く女性のため」だけに終わらせず、その先の大きな未来を作り出すために社会全体で取り組むべき問題であるという意識を共有することが出来たシンポジウムでした。