Home > レポート > 【レポート】第1回 「国際リ-ダー育成のための英語スキルアップ・プログラム」を開催しました(2017年10月13日)

【レポート】第1回 「国際リ-ダー育成のための英語スキルアップ・プログラム」を開催しました(2017年10月13日)

第1回「国際リ-ダー育成のための英語スキルアップ・プログラム」
を開催しました(2017年10月13日)

◆お知らせのポスターはこちら

 平成29年10月13日(金) 大阪市立大学学術情報総合センター6階セミナールームにおいて第1回「国際リ-ダー育成のための英語スキルアップ・プログラム」開催しました。

 この「国際リ-ダー育成のための英語スキルアップ・プログラム」は、平成29年度文部科学省科学技術人材育成費補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(牽引型)」の一環としての取組で、大阪教育大学、和歌山大学、積水ハウス株式会社との連携の下、研究力の中でも特に国際的に活躍していくために必要な英語力とリーダーシップに焦点を当てて企画されたものです。

 第1回は、中村 艶子先生(同志社大学グローバル・コミュニケーション学部准教授)を講師として招き、「女性のキャリア形成:日米舞台での1ケース―英語で未来を切り拓く―」と題して、英語による講演が行われました。「日米のワーク・ライフ・バランス問題」を専門とされているだけでなくプロの通訳者としての経験もある中村先生は、まさに今回のプログラムの第1回目を飾るにふさわしい方で、当日の話題はキャリア形成から英語学習、通訳まで多岐にわたり、33名の参加者を迎えての充実した会となりました。

  会場の様子  通訳サンプルレッスンの様子
          [会場の様子]                  [通訳サンプルレッスンの様子]

 第1部の英語による講演では、米国の人々が働く理由として、家族形態、経済要因に加えてキャリア意識の強さが挙げられ、日本においては、性別役割分業の意識の根強いことが女性活躍を阻む一因、との指摘がありました。また、育児・保育所制度に関しては、日本の方が、まだまだ不十分ながら米国に比べて国の政策が手厚く、米国では個人ベースで、金銭的に余裕のある人が高い保育料を支払っている、との実態も紹介されました。中村先生はまた、かつて数種類のアルバイトを同時に掛け持ちされた様子や、米国留学時代の過密なスケジュールでの勉強の模様等も話されましたが、エネルギッシュで苦労を感じさせない先生のお話ぶりに会場からは笑いが起こり、参加者も元気とやる気をいただくことができました。

 第2部では、通訳サンプルレッスンの時間が設けられました。通訳者が実際に行うメモの取り方を教えていただく等、プロの技を体験できる又とない機会でした。
 第2部のはじめと会の終わりには質問の時間も設けられ、ワーク・ライフ・バランス問題と英語学習についての質問に、先生は時間の許す限り丁寧に答えてくださいました。
 キャリア形成について迷ったときは、「周囲の人からどう見えるか、自分のことを客観的に分析する、メリットとデメリットを表にする、将来の目標を書き出して、それに向かってキャリアを積んでいく、本やセミナー等でできる限り多くの情報を集める」等、参考になる回答をいただきました。
 通訳については「特に資格は不要だが、英検1級やTOEIC等を取ってから、10年くらいは、ともかく自信を持って恐れずに経験を積んでいく必要がある」とのことでした。
 英語の学習方法については「①ディクテーション ②シャドーイング が効果的で、特にディクテーションをして、わからないところをスクリプト(台本)で調べることが重要」とのアドバイスをいただきました。また、英単語を一つ知っている人と知らない人では、英語学習に1年間の差がある、とのお話が印象的で、たゆまない努力が必要だと痛感させられました。
 先生ご自身についての質問に対しては、「仕事のチャンスが限られていたためか、頂いた仕事は今まで一度も断ったことがない。依頼された仕事はどこへでも行く、なんでもやる。そして、これからも益々頑張る」と力強く答えられました。

 英語での講演、通訳レッスン等難しい内容が盛りだくさんの長時間でしたが、中村先生のひたすら前向きなお話と笑顔に皆が引き込まれ、あっという間に2時間半が過ぎて、会は終わりを迎えました。

 参加者のアンケートでは、「とても満足」との回答が非常に多く、「自分のキャリアと向き合う良い機会になった」「素晴らしいキャリアとその背後にある並々ならぬ努力を伺い、感銘を受けた」「英語でのスピーチを聞く貴重な経験となった」「何事にも挑戦すること、努力し続けることが夢を叶えるために重要だと思った」「苦労から逃げるのでのなく立ち向かう姿勢に、共感した」等の感想をいただきました。参加された方ひとりひとりが、中村先生のお話から何かを得てくださったことと思います。

…………………………………………………
■お問い合わせ
 公立大学法人 大阪市立大学 女性研究者支援室
 〒558-8585 大阪市住吉区杉本3-3-138
 tel:06-6605-3661
 mail:ocu-support-f(at)ado.osaka-cu.ac.jp(※メール送信時は(at)を@に代えてください)