岡村賞について
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 平成30年12月21日(金) 第5回 大阪市立大学 女性研究者特別賞・奨励賞 [岡村賞] 表彰式・記念講演会 を開催いたしました。当日は、80名に及ぶ方々に参加いただき、盛大に開催されました。
 表彰式では、以下3名の方々が受賞されました。

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~第5回大阪市立大学 女性研究者特別賞・奨励賞「岡村賞」 受賞者~

       ■特別賞        久末 弥生  (都市経営研究科 副研究科長・教授)
       ■博士研究員奨励賞   浅野 有香  (医学部附属病院 乳腺・内分泌外科 後期臨床研究医)
       ■大学院生奨励賞    小澤 晃代  (工学研究科 化学生物系専攻 後期博士課程2年)        

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 最iekgami初に、池上知子副学長による開会の挨拶が行われました。
 昨年度に採択されました文部科学省補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(牽引型)」に先立って、本学は平成25年度にも文部科学省の女性研究者支援のための補助事業にも採択されており、この岡村賞はその事業期間の平成26年に創設されたものであるとのご紹介がありました。今年で5年目となりますが今年度も多数の応募があり、優れた女性研究者の発掘の場として定着してきていることから、今後もこの表彰制度を通して、女性研究者の研究を讃えるとともに、女性研究者育成やワーク・ライフ・バランスの環境整備の重要性を内外に発信し、社会貢献に寄与していきたい、と述べられました。

 次に、受賞者への表彰式が行われ、荒川哲男 大阪市立大学学長より、受賞者の方々に賞状と副賞が授与されました。
 続いて荒川学長が祝辞を述べられ、岡村賞創設の契機となった本学の前身である大阪商科大学に初めての女子学生として昭和22年に入学された岡村千恵子様からのご寄附は今年度をもって終了しますが、教育後援会のご支援によって岡村賞という名称を残して来年度以降も継続することが決定したとのご発表がありました。女性研究者の活躍はイノベーションの源泉として期待しており、大学として不足している点は改善して環境を整えていきたいと思っていますので、今回受賞された3名の方にはぜひリーダーとして積極的に進言していただきたいとのメッセージが贈られました。

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  【受賞者による記念講演会】

■大学院生奨励賞 小澤晃代さん(工学研究科 化学生物系専攻 後期博士課程2年)
 小澤さんは修士課程を修了した後に、民間企業に入社。2人の子どもを出産後に、社会人大学院生として博士課程に進学されました。小澤さんは、人工光合成光触媒の実用化を目指して研究を進めており、地球温暖化や石油資源枯渇など深刻な地球環境問題に寄与する重要な研究に従事しています。研究の中で光触媒の中で起こる反応が人間関係にも通じるものがあると感じており、新しいことを始める人が1人のうちは効果が生まれないが、それに続いて1人、2人と仲間が増えていくにつれ、それぞれの周りに影響を受ける人が表れて、それらが繋がっていくことで、より大きな変化となるというお話をされたのが印象的でした。また、今回の受賞は研究室の仲間、家族、会社の上司や同僚、地域の仲間に支えてもらったおかげで成し得たことであり、チームで受賞したという思いであると感謝の意を述べられました。

 asano■博士研究員奨励賞 浅野有香さん(医学部附属病院 乳腺・内分泌外科 後期臨床研究医)
 乳癌は女性にとって最も深刻な病気の一つと考えられており、浅野さんは女性の乳腺外科医として、“難治性乳癌の克服”をテーマに実臨床に活かせる基礎的研究を推進しています。大学院生の間に行った10本以上の論文執筆や入局してすぐの国際学会での発表など多くのプレッシャーを感じながらも、論文が認められたことや平川先生(元・大阪市立大学 旧第一外科教授)に「この子は将来、乳腺外科医のスターになる」と言って頂いたことが今でも原動力になっていると述べられました。手術で患者の生命を救うだけでなく、その後の人生をも救うつもりで診療にあたらなければならないと考えており、女性の視点から患者に寄り添っていくことを志しています。

■特別賞 久末弥生先生(都市経営研究科 副研究科長・教授)
 久末先生は、専門である法学領域において精力的に研究活動を進め、著書や論文の執筆をはじめ多数の業績を重ねています。学外においても、行政法学の有識者として多数の審議会委員を務め、最近ではアメリカのジョージ・ワシントン大学の女性法学者たちとの研究交流活動も活発に行っています。本講演では、今年7月にシカゴ市で開催されました「グローバル・ユース・アンバサダー・リーダーシップサミット2018」において、日本の女性研究者を代表して講演されたときの様子も紹介されました。

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 最後に、宮野道雄 女性研究者支援室長(以下室長)より、閉会の挨拶が行われました。
 今年は18名の方から応募があり、宮野室長は審査員としても選考に苦渋を極めたとのことですが、各受賞者の方々が受賞に至ったポイントをご紹介されました。今回は受賞に至らなかった方も含め、非常に優秀な女性研究者がご活躍されていることを大変嬉しく思うと共に、この表彰が「触媒」となって本学の女性研究者の研究力向上に寄与することを祈念していますと述べられました。

 
 第5回大阪市立大学 女性研究者特別賞・奨励賞「岡村賞」 表彰式・記念講演会は、盛況のうちに幕を閉じました。

【記念撮影】

◆YouTube動画掲載ページはこちら
  http://www.wlb.osaka-cu.ac.jp/2019/01/25/news_20181221/

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