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【レポート】第2回 「国際リ-ダー育成のための英語スキルアップ・プログラム」を開催しました(2017年11月9日)

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 平成29年11月9日(木) 大阪市立大学学術情報総合センター6階セミナールームにおいて、第2回「国際リ-ダー育成のための英語スキルアップ・プログラム」を開催しました。

教室風景3

【スキルアップ・プログラムの様子】

 このプログラムは、平成29年度文部科学省科学技術人材育成費補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(牽引型)」の一環としての取組で、第2回の今回は、竹鼻 圭子先生(和歌山大学大学院観光学研究科教授)を講師として招き、英語セミナーを開催しました。竹鼻先生は本補助事業の連携機関である和歌山大学で、男女共同参画担当学長補佐として「ダイバーシティ」の取組に関わっておられます。

竹鼻先生2(加工)

     【竹鼻先生】

 「違いのわかる英語一部始終」と題した第1部の講演では、英語の歴史的背景、背負っている運命、音声、表記、文の構造、文章の構造という多岐にわたる話題を、俯瞰的な視点で解説していただきました。日本語は正書法のない文明であるとの意外な話や、国際語としての視点で英語の必要性は認めながらも、英語の普及はコミュニケーションの画一化を招くのではないか、との批判的見方もあることが紹介されました。日本語と英語を比較しながら英語の特色を考えるという切り口が大変興味深く、「英語」というものの全体像を知ることができる良い機会となりました。

 第2部では、休憩を挟んで「英語発信力①アサーティブ・トレーニング」「英語発信力②脱『起承転結』」という二つのワークショップが行われました。
 前半の「英語発信力①」では、コミュニケーションを取る際に、「相手の意見も尊重しながら率直に対等に自分の思っていることを話す」というアサーティブな姿勢が必要なことが確認されました。ペアになってインタビューし合う活動も取り入れられ、参加者は皆、積極的にスピーキングに取り組みました。

  後半の「英語発信力②」では、英語の文章構造と日本語の文章構造とは根本的に異なることが強調されました。日本語の文章構造と言われる「起承転結」は漢詩由来の文学的なものであり、英語で説得力のある文章(persuasive paragraph)を書く際には、その発想を捨て、英語の文章特有の基本型(Introduction―Body―Conclusion)を使わねばならないとの説明に、参加者は熱心に耳を傾けていました。実際にエッセーを書く時間も設けられ、その後の発表では、短時間にもかかわらず完成度の高い作品が披露されました。

     第2部風景     竹鼻先生3
         【ワークショップの様子】              【質疑応答の様子】

 第1部の講演、第2部のワークショップではその都度、真剣な質問が相次ぎ、参加者の英語に対する熱意がうかがえました。

  今回は、英語の概論からスピーキング、ライティングまで学ぶという濃密なプログラムでしたが、長年英語教育に携わってこられた竹鼻先生の「英語について、これだけは知っておいて欲しい」という熱意と、英語を学びたいという参加者の想いがひとつになって、大変実りのある会となりました。

 竹鼻先生のにこやかな笑顔と穏やかな口調にリードされて、落ち着いた雰囲気の中で参加者全てが真剣に英語と向き合えた3時間半でした。参加者は、それぞれの抱える「英語の悩み」を解決され、今後の学習に向けた「手がかり」をつかまれたことと思います。 

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*参加者のアンケートでは、次のような感想をいただきました。

・「話す」「書く」のアウトプットがあり、英語を使った実践的なワークショップが興味深かった。
・ライティングのワークショップの内容がコンパクトでわかりやすかった。
・Reading, Writing, Speaking の際に、いつも気にかけておくべきことが多く聞けて良かった。
・知的で落ち着いた中にもユーモアたっぷりの竹鼻先生のセミナーを受けることができて、とても良い時間だった。
・日本語を含む言語学のエッセンスが聞けて勉強になった。
・今まで知らなかったこと(「大母音推移」や「モーラ」等)が、目からウロコのようにわかってすっきりした。

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